PostgreSQL バックアップ＆リストア	HTTPD Installation
	Last modified : 2000/08/02

PostgreSQLには、pg_dumpというバックアップ専用ツールが付属しています。
これを使うことにより、すべてのユーザ定義型、関数、表、インデックス、集約関数、演算子などを再生成するために必要なクエリをつくり出してくれます。

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■ バックアップ

シェルのコマンドラインから下記のように指定することによりデータベース全ての情報がダンプされます。



$ pg_dump dbname > db.out


一つのテーブルのみ指定して行うには



$ pg_dump -t table dbname > db.out

■ レストア

シェルのコマンドラインから下記のように指定したデータベースに復元することができます。
レストア先にはあらかじめ "createdb" でデータベースが作成されている必要があります。



$ psql -e dbname < db.out

■ pg_dumpオプションと制約

pg_dump [ -a ][ -d ][ -D ][ -f filename][ -h hostname][ -o ][ -p port][ -s ][ -t table][ -v ][ -u] dbname


pg_dump は次のオプションを取ることができます。



-a	スキーマはなしでデータのみをダンプします
-d	データを適切な挿入文字としてダンプします
-D	属性名と一緒にデータをダンプします
-f filename	出力ファイルを指定します
-h hostname	サーバのホスト名を指定します
-o	オブジェクトID (oid) もダンプします
-p port	サーバのポート番号を指定します
-s	データはなしでスキーマのみをダンプします
-t table	このテーブルだけをダンプします
-u	パスワード認証を使います。ユーザ名とパスワードのプロンプトを出します。
-v	冗長(verbose)モードを指定します。もし dbname が与えられなければ、環境変数 DATABASE の値が使われます。


制約

pg_dumpはラージオブジェクトをバックアップしてくれません。"lo_export()"関数を使ってSQL文を発行するプログラムを作成する必要があります。

■ 参考

サイト、書籍名	内容
PostgreSQL Man Pages	Manを翻訳されたもの
PostgreSQL 完全攻略ガイド	P348