Chapter 5. libpgeasy - 簡易Cライブラリ

著者: Bruce Momjian () 最終更新日 2000-03-30

pgeasyは、4GL SQLインターフェースのように、 libpqライブラリと簡潔に連係をさせるものです。

pgeasyは、libpqの機能をカプセル化した、 平易なC関数で構成されています。関数として、下記のものがあります。

多くの関数は、構造体または値を返すので、必要であるならば、 その結果をもって様々なことができます。

connectdbでデータベースと接続し、 doqueryで問い合わせを発行し、 fetchで結果を取り出し、 disconnectdbで接続を切断します。

SELECT問い合わせにおいて、fetch 関数は引数にポインタを引渡し、変数には開いたバイナリカーサーからの データが格納されたものが返ってきます。これらのバイナリカーサーは、 データベースサーバ以外のアーキテクチャのシステムで pgeasyクライアントを起動させている場合には 使用できません。NULLのポインタを引き渡した場合は、列は飛ばされます。 fetchwithnullsは、フィールドが NULLかどうかの結果を返すint*を各結果ポインタの後に 置き、フィールドがNULL状態でも結果を回収します。 doqueryによって返されたPGresultのポインタは libpq関数のどの部分でも使用することができます。

get_result関数、 set_result関数、 unset_result関数は 同時に複数の結果を操作することができます。

ソースディレクトリにはサンプルプログラムが沢山掲載されています。