Chapter 4. pgtcl - TCL 結合ライブラリ

Table of Contents
4.1. コマンド
4.2.
4.3. pgtcl コマンドリファレンス情報

pgtcl は、Postgres バックエンド とインタフェースを持つフロントエンドプログラム用の tcl パッケージです。 これにより libpq のほとんどの機能を tcl スクリプトから使用できるようになります。

このパッケージは元々 Jolly Chen 氏によって作成されたものです。

4.1. コマンド

Table 4-1. pgtcl Commands

コマンド説明
pg_connectバックエンドサーバとの接続を開く
pg_disconnect接続を閉じる
pg_conndefaults接続オプションとそのデフォルト値を得る
pg_execバックエンドに問い合わせを送信する
pg_result問い合わせの結果を操作する
pg_selectSELECT 文の結果をくり返し処理する
pg_listenNOTIFY メッセージ用のコールバックを確立する
pg_lo_creatラージオブジェクトを作成する
pg_lo_openラージオブジェクトを開く
pg_lo_closeラージオブジェクトを閉じる
pg_lo_readラージオブジェクトを読む
pg_lo_writeラージオブジェクトに書き込む
pg_lo_lseekラージオブジェクトの位置をシークする
pg_lo_tellラージオブジェクトの現在のシーク位置を返す
pg_lo_unlinkラージオブジェクトを削除する
pg_lo_importUnix ファイルをラージオブジェクトにインポートする
pg_lo_exportラージオブジェクトを Unix ファイルにエキスポートする

これらのコマンドの詳細は下で記述します。

pg_lo* 処理は Postgres のラージオブジェクト機能 へのインタフェースです。それらの関数は標準的な Unix ファイルシステム インタフェース用のファイルシステム関数を真似して設計されています。 pg_lo_openで返されるファイル記述子が現時点のトランザクションに対してのみ 効力を持っていますので、pg_lo* 処理は BEGIN/END トランザクシ ョンブロックの 中で使用されなければなりません。特に、pg_lo_import と pg_lo_export は必ず BEGIN/END トランザクションブロック内で使わなければいけません。